3. 自宅の壁~はじめに接続されている機器
自宅の壁まで信号が来ているとすれば、次に重要となるのが、壁からコードを伸ばして、ここに接続される最初の機械でしょう。
壁||----「ココ」
これは、各環境によって様々です。
光ファイバーの場合は、メディアコンバータ
光ファイバーを使用している場合、メディアコンバータという機械が最初に来るでしょう。
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壁||----(メディアコンバーター)
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これが光回線を自宅のLANケーブルの形に接続します。
具体的には、メディアコンバーターのFTTH(光回線という意味です)のランプが正しく点灯しているか?が基準になります。
メディアコンバーターには直接、光ファイバーがハンダでつけてあります。
ココが悪いとしたら、業者を呼ぶしかありません。
※マンションの場合、MDF室という集合分電盤で光ファイバーを既にケーブルに変換していることがあります。
その場合には、このメディアコンバータという機械は存在しないことがありますので、この項を飛ばしてください。
また、光ファイバーなのに、自宅のLAN線ではなく電話線から機械が出ている場合は、下のADSLの項と同様の確認手順となります。
ADSLの場合は、スプリッター
ADSLを使用している場合、電話とインターネットの回線を分けるスプリッターという機械が挟まっているはずです。
これの先にADSLの信号を受け取るモデムという機械を接続します。
|| 壁||----(スプリッター)---(モデム) || | +---(TEL)
まず、電話が使えるか確認しましょう。
電話が使えれば、回線自体は生きています。
使えなければ、電話を壁から直に繋げて確認しましょう。
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壁||----(TEL)
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これで使えるとしたら
壁から出ている電話線、スプリッターが悪いでしょう。
電話が使える場合、先にモデムのランプを確認します。
ADSL、VDSLといったランプは点いていますか?
これが着いていれば、モデムまで信号が来ています。
点いていない場合は、スプリッターからモデムまでの線を確認します。
ここの電話線が長いと、接続が不安定になるので気をつけましょう。
※これは極めて不安定な接続状態となりやすい例です。
|| 壁||----(スプリッター)--------------------(モデム) || | +---(TEL)
電話線を交換しても、モデムのADSL、VDSLがついたままにならない場合、モデムが悪い可能性があります。
このランプは、電源を入れてからしばらく安定するまで待たないと、正しく点灯しないので注意が必要です(最長約3分ほど)。