IPアドレスを確認
ローカルエリア接続がしっかりと疎通している状態となったとします。
これで、Webサイトが見えるのなら、インターネット接続は無事に復旧です。
これでも見えない場合、本当に接続が確立できているのかを調べます。
これには、通信が取れているとき、取れていないときに出る数値、IPアドレスというものを見てみます。
コマンドプロンプトを出す
Windows XP以前であれば、スタートから名前を指定して実行をクリック、「cmd」と入れてOKを押すと、コマンドプロンプトが出ます。
Vista以降では、スタートボタンを押すと、下の検索の枠が出ますから、そこに「cmd」と打つと、コマンドプロンプトの候補があがってきますから、それを起動します。
黒い画面が出たら、そのまま「iパソコンonfig /all」と入力してOKを押します。
だらだらといろんな数値が出てくることでしょう。
IPアドレスというところに注目
出てきた文字をスクロールして、基本はローカルエリア接続の項目の中の、IPアドレスというところを見てみましょう。
PPPoE認証をパソコンで行う場合、PPPアダプタという項目のIPアドレスが出てくるかもしれません。
IPアドレスの基本は、3桁の数字が4つ並んだもの。
例)192.168.0.2 などです。
(1とか10とかは、001や010とはならず、1桁、2桁のままです)
ここの数値を見てみましょう。
基本は0~、169~以外
IPアドレスが正しく取得できているか?は基本頭の数字で判断します。
ココで特徴的なのは、192.168~といったアドレスであることです。
これは多くの場合、ルーターに繋がっているパソコンが取得するアドレスです。
外から来た何らかのアドレスを、ルーターが有る場合、大抵192.168.~に変換しています。
これが取れていれば、OKでしょう。
PPPoE接続の場合はルーターがないので、216~や82~などをはじめとする様々な数字です。
ここでアウトなものを説明しておきましょう。
169.254~というアドレスが出た場合、これは、アドレスが正常に取得できていないことを指します。
また、0.0.0.0が表示されている場合、上手くIPアドレスの更新が行われていない可能性があります。
どちらの場合も、一度「ipconfig /release」と入力して実行した後、「ipconfig /renew」と打って、IPアドレスを再取得します。
一度 /releaseで開放すると本来 0.0.0.0になりますが、再取得してバグる場合、0.0.0.0から改善がない場合は、ほとんどの場合において、LANケーブルの差込口、すなわちアダプタが壊れています。
別のアダプタの繋ぎ口があればそちらを利用し、なければ増設したり、パソコンを替える必要があります。
引き続き169.254~の場合、なんらかの形で、情報が止められていると判断します。