ルーターにおけるPPPoE認証

現行の光ファイバーやADSLでは、ほとんどが「PPPoE認証」という認証が必要となります。
(大まかなPPPoEの概念については「認証システム」の項で説明しています。)

別項でPPPoE認証について説明していますが、ルーターへの認証設定とは具体的にどう行うのでしょうか。

基本的に、認証を行っている機械とパソコンを直接繋いで行う

※光ファイバーの場合
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壁||----(メディアコンバーター)---(※ ルーター)---(パソコン)
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※ADSLや一部マンションの場合
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壁||----(スプリッター)---(※ モデム)---(ルーター)---(パソコン)
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             +---(TEL)

これは良く見られる環境ですが、大抵「※」がついた機械でPPPoE認証という認証を行っています。
(できるだけ壁に近い機械が行っているということですね。私は、メディアコンバータで認証が行われる、という話をいままで聞いたことがないので、2番目に近いルーターを認証の機械としています。)

この場合、上の例ではルーターとパソコンが直接繋がっているため、この環境で設定できます。

しかし、下の例の場合だと、モデムとパソコンの間にルーターが挟まっていますね。

これでは設定できません。

そこで、ルーターを外し、一度モデムとパソコンを直でつなぎます。

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壁||----(スプリッター)---(※ モデム)---(パソコン)     //---(ルーター)
 ||        | 
             +---(TEL)

このように、PPPoE認証をしている機械とパソコンを直接LANケーブルで繋いで行います。
(無線接続では設定の保障ができません。)

ここで、一度機械を全部リブート(再起動)しましょう。
電源の抜き差しです。

接続している機器の順番が変わったため、認識させるのに、リブートが必要となります。

ルーターのIPアドレスでアクセス

この状態で説明書を見る、またはパソコン側のデフォルトゲートウェイ、という部分の取得IPアドレスを見ると、ルーターのアドレスがわかります。

例)192.168.0.1

このように、3桁の数字が4つ並んだものですね。

これをブラウザのアドレス欄に直接打ってアクセスすると、ルーターの設定画面に大抵入れます。

ここから先は、ルーターの設定手順書に従ってください。
千差万別ですから。

この中にPPPoE認証の設定があります。
IDとパスワードを打ち込んで保存しておける部分がある、ということです。

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